原田メソッドの目標達成シート( 4観点シート)の書き方を徹底解説!無料テンプレートも紹介!

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自己啓発

原田メソッドの中で、メインツールであり最も効果的な長期目的目標設定用紙(目標達成シート)の解説を行っていきます。

今回はこの目標達成シートの書き方だけでなく、ユニークな4観点シートの意味をじっくり掘り下げて説明します。

私独自の視点で目標達成シートに隠されたメッセージを解説しながら、原田メソッド経験者にも役立つ情報を提供します。

目標設定シート(長期目的目標設定用紙)とは!

目標設定シートは原田メソッドの核となるツールです。

この1枚で自分が達成したい目標を導き出し、その目標達成のための手順をブレイクして道筋を立てるためのものとなっています。

この複雑な過程をたった1枚に収めたことがこのシートの価値です。

このシートを使えば、4歳児でも自分の目標を打ち出し、達成することが容易となると紹介されています。

言い換えると、成功者が意識的、無意識的に関わらず頭の中で描いている道筋を、定型フォーマットで用意してくれている便利な道具なのです。

構成としては、以下のようになります。

  • 目的目標の4観点
  • 自己分析(成功・失敗)(問題点と解決策)
  • 具体的目標(ルーチン行動、期日目標)
  • 支援者・支援内容

これらについて、基本的な書き方だけでなく、本やセミナーでも語られないそれぞれの本当の役割を徹底解説していきます。

目的目標の4観点(4観点シート)の驚きの意味!

私も原田メソッドを学ぶまでは目標というものを正しく把握していませんでした。

特に目標なく生活していたわけですが、今ではこの目標のあるとなしで、人生のいろどりがまったく違うものになる程に重要なものだと考えています。

それでは早速、最初に出てくる目的目標の4観点について説明していきます。

この4観点シートの構成は、4マスから成っており、左右上下で意味があります。

先ず左右の意味として右側が自分のこと左側が他者のこととなっています。

他者とは自分以外のことで、他人、友人、家族、社会の意味となります。

次に上下に関してですが、上が有形、下が無形となっています。

有形とは、目に見えるものであり、例えば数値化できる売り上げ金額であったり、資格取得、試験の点数などの定量的なものとなります。

無形とは、目に見えないもので、例えば嬉しいとかワクワクするとか感動するなどの感情に関わる部分で、定性的なことです。

書き方のコツですが、一般的には右上の自分有形の目標がいわゆる目標となっていると思います。

ですので右上から始めて、例えば、「試験で90点を取る」という目標にしたとします。

すると、右下の自分無形としては、「(高得点を取れて)嬉しい」「自身が付く」といった結果が得られます。

さらに左上の他者有形としては、「学校の平均点が上がる」「優秀な人材が増える」といったメリットが出ます。

そして、左下の他者無形としては、「家族や先生が喜ぶ」といった関係者の感情面もよいことが起こります。

このように、連想ゲームのように増やしていきます。

同じように、右下の自分無形からも始めてみてください。

「人生で一番ワクワクする」の目標から、自分他者有形無形と広げていくと、複数を目標が出てくると思います。

このようにどこから始めてもよいので、関連付けていくことで自分の中の複数の目標を発見することができると思います。

原田メソッドでは1マス10個、計40個の目標を掲げることをノルマにしています。

1つの目標から連想しまくって、ぜひ、40個以上を見つけてみてください。

ではここからが私の考察を交えた重要なポイントです。

4観点の中で私が特に重要だと考えている窓があります。

それは、右下の自分無形です。

現代社会はお金や世間体に重点を置きがちですので右上の自分有形に強く縛られていると考えています。

しかしながら、近年自分の心を大切にする風潮も現れていることから私の意見も納得いただけると思います。

私は人生を、自分の好奇心を満たしたり、成長を実感することのために生まれてきたと考えているため、自分無形がすべての出発点だと思っているのです。

ワクワクすること(自分無形)のために、お金と時間を使っていることを思えば理解しやすいかと思います。

ですので、この4観点を通して、今まで見ないふりをしてきた自分無形(感情)に目を向け、本当の自分を思い出すことが、このシートの本当の狙いととらえています。

何ゆえに40個もの目標を掲げるかといえば、この自分無形を掘り下げるためにブレインストーミングの如く自分の頭の中を掻き出すのです。

この目標設定の練習を繰り返して上達してくると、自分無形だけ押さえておけば、残りの3マスは勝手に付いてくるようになります。

自分の内側から欲した正しい目標であれば、自分のために行動したことが、結果的に人のためになるのです。

間違った目標は、人の役に立たず、人から奪うことで達成するものが多く、後で仕打ちを受けるような結果をもたらすと思っています。

この間違った目標とは、社会や他人に植え付けられた見栄や、ストレスを埋めるためのものですので、注意する必要があります。

自己分析で、成功と失敗の経験から、リスクの洗出しと対策の準備!

次に自己分析のコーナーです。

先ずは、自分の成功と失敗の経験のベスト3を記入していきます。

現状を把握したうえで、その対策を次のマスで考察することになります。

成功、失敗を長所、短所と読み替えてもよいですが、経験談から結びつくもののほうが具体的で心に引っかかると思います。

分野として、メンタル、スキル、健康、生活の4項目あります。

メンタルは精神面のことで、4観点の自分無形にも照らし合わせて、ワクワクしたこと、自信がついたことが成功体験だと思います。

失敗体験としては、挫折したことや、後悔していることを探してみましょう。

スキルの項目は、自分のもつ能力としての特技や人より優れたことを成功とし、苦手なものを失敗とすればよいと思います。

健康は、丈夫なところを成功に、病気やケガを失敗に記入します。

生活は習慣としての良い点、悪い点を挙げましょう。

次に予想される問題点とその解決策を記載していきます。

特に先ほどの失敗の欄をベースに問題点を想像します。

自分の弱みを見つめ、いつも同じような失敗をするなということに気づくためのものだと思います。

ここで問題点を見つけますが、リスクとも読み替えられると思っています。

目標を達成するうえで想定外のことはつきものですが、なるべく想定内のリスクとして予想しておいて、事前に対策を考えておきましょう。

これを解決策の欄に埋めて、事前準備しておくことで、不安を取り除き、行動に集中することができるのです。

おさらいですが、成功体験で自信を取り戻してから、失敗体験を見つめ直します。そして、失敗から今後予想される問題点(リスク)を洗出し、その対策を事前準備します。

これらをまとめたコーナーとなっているのです。

具体的目標では、大目標をブレイクしまくって、ハードルの低いルーチン行動と期日目標を設定!

ここまでで、目標を設定し、リスクを分析してきました。

後は行動するのみです。

しかし、目標達成のために何をしたら良いのかわかりません。

だから何もしないで、前へ進まないのです。

大丈夫でです、ここから具体的な行動目標にブレイクする作業を行っていきます。

先ほど目標を設定しましたが、これを大目標とします。

大目標を達成するためには、中目標を達成する必要があり、中目標を達成するためには、小目標を達成する必要があるのです。

これから、ルーティン行動と、期日目標を立案していくことになります。

ルーティン行動とは習慣的に実施する行動目標のことで、繰り返し行うことで少しずつ成長につながることです。

例えば、1日10個英単語を覚えるとか、1日30回腹筋するというものです。

期日目標とは大目標達成のために、いついつまでに達成していなければならない段階的な目標です。

ここからは私独自の考え方を紹介したいと思います。

ルーチン行動とは先ほどの図でいうと、今の自分から徐々に成長を図るためのもので、手前から考える手法です。

期日目標は、大目標からさかのぼっていつまでにここまでやる、を積み重ねていく、逆算する考え方です。

例えば、「6か月間のダイエットでマイナス10㎏」という大目標があったとして、解説していきます。

ルーチン行動は、毎日の食事制限や運動の具体的な行動になります。

期日目標は、「5か月目でマイナス8㎏」とか「3か月目で週2回5㎞走る」などのいつどこまでできているのか、いつするのかを決めることです。

いずれにせよ、目標達成までの工程やスケジュールというものを作ることなのです。

そして、一番注意すべきことは、今の自分が気持ちよくできるレベルまでハードルを下げて、ブレイクするのです。

ハードルが高いと、難しい、面倒くさいと言い訳して結局やらないからなのです。

具体的目標を立てるために、原田メソッドのツールであるオープンウィンドウ64も効果的です。

大目標を8個にブレイクした後、さらにそれぞれを8分割に掘り下げることで8×8の64個の小目標を導き出すことができます。

オープンウィンドウ64(OP64)の詳しい解説は以下の記事で詳しく紹介しいていますので、ぜひご覧ください。

支援者とその内容を設定!絶対に避けては通れない世界を味方につける習慣!

次に支援者と支援内容を記入していきます。

私が学んだときは4人の支援者を想定しました。

支援者を巻き込むことで、応援してもらうことと、有言実行的な後に引けなくなることも理由なのだと思います。

ここからは、私の考えを述べたいと思います。

組織で活動する場合に部下やステークスホルダー(重要人物・客先・支援者)などの関係者の協力が不可欠となります。

人間は1人だったらここまでの文明は築けてこなかったですし、電気・水道を自由に使える今の生活はなかったわけです。

人々が協力し合った結果、コンビニで24h必要なものが買えたり、離れていても好きな人と電話で話をできたりする便利な生活が送れています。

自分の目標を達成することで、他者を幸せにできるのであれば他者の力を借りることは恥ずかしいことでも、無理な相談でもないと思います。

今まで真面目に学校で学んできた方なら、問題のカンニングは悪いことであり、自分一人で答えを探さなければいけないという思い込みが強いと思います。

それに人に聞くのが恥ずかしいという、プライドも強いと思います。

でも、誰だってやったことないことは初めてです。

私も人に聞いたり、助けを求めるのは苦手でした。

そこで、力を借りた分は他の人に返そうと思うことで気が楽になりました。

納得の仕方は人それぞれだと思いますが、他者の協力を得られるようになったらこのシートを使わなくてもいつでも目標達成は可能です。

ここまで目標設定、リスクの抽出と事前準備、行動目標へのブレイクしましたが、他者へ協力要請するには確信を持った計画が必要となるため、しっかりした計画が出来上がっているのです。

それほどに他者の協力はハードルが高い部分です。

小さな目標達成を繰り返す中で、身近な人の協力を活用する練習を積み重ね、慣れていくのが近道だと思っています。

目標設定シートのダウンロードを紹介!

以下から長期目的目標設定用紙(目標設定シート)をダウンロードできます。

https://a5log.com/wp-content/uploads/2018/06/原田式.pdf

まとめ

この目標達成シートは1枚であらゆる目標に誰でも対応できる素晴らしツールです。

使い方を誤ると、自分の内面を表した恥ずかしい内容の、ただの紙切れになってしまいます。

そうならないためのコツを最後にお伝えします。

  • 目標は自分の本質から導き出す
  • 行動目標はハードルを下げまくる
  • ちゃんと決めた行動目標を実行する
  • 目標→計画→行動→目標→・・・を繰り返す

おそらく行動することが一番のネックになると思います。

そのために用意されているのが、日誌と呼ばれるツールで、ルーチン行動や期日目標を日々記録管理するものです。

関連記事を以下から読めますので、参考にしてみてください。

今回の内容は、以下の書籍も併せて読むと、具体例もあって参考になります。

目標達成シートの書き方の参考になりましたでしょうか。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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コメント

  1. とんこ より:

    図の「他者」が「他社」になってます。それから、「いづれにせよ」ではなく「いずれにせよ」が正しい表記です。

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