こんにちは、ライフコーチあきちゃんです。
コーチング講座を習っていく際に、宿題として受講生同士でコーチングの練習を行っています。
その中で、クライアント役として自分自身に素晴らしい気づきがあったので、シェアしたいと思います。
また、コーチ役としてコーチングしていく中で、なんかいい感じに成長してきているので、そのあたりをレポートしていきます。
年上男性に対する嫌悪感の正体が判明!
最初に僕がクライアント役として、僕の悩み相談についてです。
ここ一週間体調が悪くて、何か精神的な原因がありそうだなと感じていました。
仕事で請け負ったトラブルが難しい内容で、その他の仕事量も多かったので、キャパオーバーが原因かなとも考えていました。
もう一つ原因としてありそうなのが、客先の年配の方がパワハラ気質で、理不尽なものの指摘の仕方だったり、怒りをぶつけてくるので、こちらもイラっとすることです。
このイラつきについて、さらに心を探っていくと、年上男性に対するイラつきと怖れが昔からあることに気が付きました。
5年前くらいの直属の上司、大学時代の研究室の先輩、中学時代のバレーボール部顧問の先生、これらの人は、言っていることは正論かもしれないが、偉そうな態度や上からの態度であり、自分はムカつくという共通点がありました。
年上の男性と言えば、父親が根源にありそうだなと、その線で、さらに探っていきます。
父親に対する怖れのエピソードを思い起こすと、父に押入れに閉じ込められたことと、父が祖母に対して怒りをぶつけている場面です。
でもそれ以上の嫌な記憶はすぐには出てこなくて、掘り下げきれませんでした。
さらにコーチングの誘導を受けていき、他に父親に対する感情はないかなと探っていくと、怖れ以外の感情と記憶が浮かんできました。
自分の父は、その父親(僕の祖父)を小学校時代に無くし、父親を知らずに育ったそうで、父親の在り方がわからないと、話してくれた記憶があります。
家では兼業農家で畑仕事をしていましたが、父としては子供に自由にさせてあげたいからと、農作業をあまり強要してきませんでした。
自分自身の気持ちは、農作業も人生の役に立ちそうだし、もっと教えて欲しいと思っていたことを思い出します。
他には高校のころ、制服の着方を注意された時、うるさいと反発すると同時に、その言葉を大事に思っている自分がいました。
いくつか父親とのエピソードを思い出すうちに、感情が出てきます。
もっと自分のことを見て欲しいと思いっていました。
もっと自分と遊んで欲しいと思っていました。
もっと褒めて欲しかった。
父との関係を思い出していくと、もっと甘えたかったこと、愛して欲しかったことが、浮き彫りになってきました。
父親との関係は、自分を苦しめるほどではなかったので、軽視していましたが、父親からの愛の欠乏感に気づけたことで、プチ解放が起こりました。
この時、ずっと体調不良の一つの呼吸の乱れが、すっと軽くなるのを感じました。
すごい!
自分の男性に対する怖れは、父親への怖れではなく、父親から愛されないことへの反発でした。
予想外の着地に驚きです!!
ナイスコーチでした、本当にありがとう!
覚醒するコーチング力!
コーチングの練習と言うことで、僕もコーチ役をしました。
プライバシーは守らなければいけないので、抽象度を上げて、紹介したいと思います。
3人練習しました。
1人目は、人とすぐに友達になれない、というテーマでした。
探っていくと、自分は否定されるのが怖い、と言うことでした。
その怖い気持ちの根源は、親から認められない、というものでした。
親から認めて欲しかったというところで、涙が出てきました。
また、そのことで、自分の子供に対しても認めてあげられない態度になったそうです。
自分をもっと褒めてあげていいねと言うことで、着地を迎えました。
2人目は、副業するにあたり、主体的でなく受け身で仕事をしてしまうことがテーマでした。
話を聞くうちに、「こんな自分なんて」という、表現が出てきました。
どんなエピソードがあるか聞いていくと、親との関係、寂しかった記憶が出てきました。
小さいときの感情と向き合う行動として、現在進行形でセラピーを受けるなど対応されているそうです。
自分自身の過去の寂しさと向き合い、乗り越えようとしている姿は素晴らしかったです。
3人目は、交通マナーを守らない人への憤りでした。
似たようなエピソードを聞いていくと、職場で他の人がやならないことを進んでしたのに、褒めてもらえないことに対して憤っていました。
このことは、一見、真面目な人が損をするこのとエピソードのように思います。
しかし僕が拾ったのは、「褒めてもらえなかった」というキーワードでした。
頑張ったのを褒めてもらいたかったよね?、認めてもらいたかったよね?、と問いかけると涙がつたっていました。
心の中を探ると、その方は、高校、大学、社会人、結婚など、親からの期待に応えられなかったことに、引っ掛かりを感じていました。
どんな自分でも、もっと母親に認めて欲しかったという感情が出てきました。
マナーを守ったり、仕事を人より頑張ったりするのは、ちゃんとして期待に答えなくちゃという部分が表面に見えてたのです。
本当は自分自身が自分を認めてあげたい、ということの裏返しだったのです。
3人のコーチングを通して、クライアントの顕在化した問題意識と、心の内側にある本当のしこりを繋ぐ手助けができたので、役に立てた嬉しく思います。
そして、自分のコーチング能力UPに対する自信を得ることができました。
身につけたコーチングの極意!
コーチングを積み重ねることで、気づいたポイントを紹介していきたいと思います。
一つ目は、「違和感のあるキーワード」、です。
クライアントの悩みの中で、実は思い込みで、他の人にとっては大したことでないのに、本人の中で、大問題にしていることがあります。
例えば、なにかしらの出来事を「大事件」と大げさに言ってみたり、自分のことを「こんな自分なんて」と卑下していたり、普段使わないような違和感のある表現を使っていたら、そこにメンタルブロックの種が垣間見えます。
もう一つ似たような内容として、「力の乗る言葉」「エネルギーの乗る言葉」です。
言葉では説明しにくいですが、感覚的な話として、クライアントが急に力のこもった言葉を使われます。
例えば、「認めて欲しかった」「褒めて欲しかった」とかがその言葉でした。
これらのキーワードを拾ってあげたら、あとは勝手にしゃべりだして、過去の自分自身とつながり、悩みの本丸に導かれていきます。
コーチ側は話を聞いて、言葉をチョイスしただけなので、コーチとしては、たいしたことをしてあげたという感覚はありません。
でもコーチングはとても面白いという感覚を覚えました。
例えるなら(自分はしませんが)釣りをしているような感覚です。
釣竿を垂らし、待っていると、勝手に竿が揺れるので、その時にタイミングよく引き上げてあげると、大物が釣れて、やったー、という感覚です。
クライアントを泳がせておいて、急に揺らぎのあるキーワードを使いだしたら、それをチョイスして深堀してもらうと、大物が釣れます。
クラインアントは本気で悩んでいるのに、少しふざけた表現になって、申し訳ありません。
しかし、このぐらい、距離を置いて俯瞰してみることで、キーワードのチョイスがしやすくなるのかもしれません。
何よりのコツは、思考でチョイスするのではなく、大いなる存在とつながって、直感でチョイスする感覚が一番大事なのですから。
もう一つのポイントは、コーチングの事例でも共通していますが、悩みの本丸の正体は、だいたい親との関係に行きつくことです。
何でもかんでもではないでしょうが、やればやる程、すべての悩みの大本の元は、親のせいです。
親が悪いというよりは、勝手に親との関係を自分で思い込んでいる場合も多いです。
人生が苦しくて悩み、原因を探ると親との関係に行きつくパターンは多いですが、今、その仕組みがわかりましたので話をさせてください。
子供と言うのは、親を選んで生まれてきます。
言い換えると、生まれる前にやりたい人生設定を自分で選んで、そしてゲームスタートしているのです。
つまり人生で体験したい、「人に愛される経験」や「成長する経験」ができる親を選んで生まれてきます。
希望した設定を実現してくれる親を選び、その設定になるように自分からはまりに行っているのです。
つまり親選びだけでなく、親子のトラウマ作りまでセットで選択してきている可能性があるのです。
自分を認めてくれない人生で絶望感を味わってから、本当に愛される経験したい。
そのギャップで愛を感じるセンサーの感度上げてからの、愛情ゲットで幸せを感じたいのです。
例えるなら、しっかり空腹にしてから美味しいものを食べたいのと同じ感覚です。
なんかそう考えると、誰も悪くないですね。
親も悪いし、自分も悪い。
ひっくり返せば、親も悪くないし、自分も悪くない。
ただただ、自分が自分の人生ゲームを楽しんでいるだけですね。
まとめ
コーチングの練習を通して、いろんな感情が垣間見え、深い学びを得ることができました。
自分自身の父親との関係も、楽なものに書き換わった気がします。
コーチングの経験を重ね、成長を実感でき、コーチングが楽しくてしょうがないという感覚です。
そして、人生の悩みの種は、全部親が悪い、に行きつき、からの、自分が悪い、そして誰も悪くないということに行きつきました。
最後にまとめると、良くも悪くも人生ってのは、自作自演と捉えることができてしまいますね。
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